2023/03/21

物語を落としてください

2023.3.12ミーティング 44:44から

ヘイマン:道なき道というのがこの道のことですが、私は自身のことを初心者だと思っています。物事はただ私に起こっていて、混乱したライフスタイルの中で、私は職にも就いておらず、規則正しい時間や方法で規律をもって物事をやってはいません。そしてまた、たくさんの思考にかきたてられ、最近では自殺を考えたりと、そういったたわごとの思考があります。

私があなたに望むたった一つのことがあります。それは100歳、あなたが100歳になった時、100歳を超えて、101歳、102歳、103歳になって欲しいということ。そしてまた、私が今言ったライフスタイルの件は、言いたかったことでも、言おうと思っていたことでもありませんが、言ってしまいました。それは完璧なことでした。ええっと、ありがとう。

ボブ:ありがとう。あなたが言った道なき道は、時間なき時間なのです。では、誰が100歳と言っているのでしょう。

ヘイマン:私です。今この時点で。

ボブ:「あなた」は、終わりのない、時間のない、空間のない今ここにある究極のものの始まりであり、それは自身に対する概念、言葉、思考によるものです。そこにあるのは観念、思考であり、それがあなたです。そこには観念、思考があるだけです。思考がなかったら、今この瞬間、何が問題ですか?

ヘイマン:ほんの一瞬、最大でも一秒の間、それは最高のシナリオです。何も悪くはありません。なぜなら、わずか一秒なら思考を止めることができるからです。でも、多くのことを自身に納得させるにはそれで十分です。

ボブ:ええ、もし一秒しかないのであれば、他の物事はどこで起きるのですか?

ヘイマン:すべてここにあります。

ボブ:その一秒の中に。では、それを分割することはできますか?

ヘイマン:不可能です。

ボブ:では、それとともに留まってください。あなたはそれです。

ヘイマン:それは難しいです。

ボブ:あなたは、今不可能といいましたが、不可能は難しいとは違います。

ヘイマン:これが、あなたが見てのとおりの私です。これが私の明晰さです。これが私のベストです。

ボブ:でも、実際あなたは自分が誰なのかを知っています。あなたは「それ」です。あなたはあらゆるものの本質と同じものです。

ヘイマン:ワオ!

ボブ:受け取ってください。つかんでください。

ヘイマン:できません。

ボブ:もちろん、できます。なぜなら、あなたは存在しているからです。あなたは、自分は存在していないと言うことができますか?

ヘイマン:私は完全に要点(point)を見逃しました。完全に。

ボブ:それほど尖った先(point)ではなかったはずです。(一同笑う)

ヘイマン:抵抗があって・・・

ボブ:リラックスして楽しんでください。

ヘイマン:このミーティングが終わるまではリラックスしていられると思います。

ボブ:あなたはまた観念化しています。それを一瞬脇に置いてください。もし、今そのことを考えなかったら、何が問題ですか?

ヘイマン:今経験しているように、現在も大きな誤解をしていて、もしそれ以上にあなた言うことを誤解したとしても、私はあなたのところへ来続けるつもりです。私はこれが真実だと知っています。

ボブ:ええ。それはあなたが必要とする場所へと連れてくるでしょう。

ヘイマン:ええ、私が言いたいのは、必要としている以上に、そこにいたいということです。私は必要な場所にいたい。だから、ここにいるのです。

ボブ:では、単にいてください。(一同笑う)愛していますよ。

ヘイマン:あなたは素晴らしい。私もあなたを愛しています。

カット:すばらしい。さて、ターニャから(携帯を読む)。「関係性は存在しません。なぜなら、何、あるいは誰が関係していると言うのか」。とても素晴らしい洞察です。もし、ここに自己がないのなら、他のどこにも自己はありません。

そして、ジュリア。アメリカ人のジュリアが、つい最近彼女の父親を亡くした時に発見したと言った物語のことを思い出しました。彼女が父親について最も愛していたのは、父親がどんなに素晴らしかったかというロマンティックな物語でした。

ジュリア:それは描写です。私はその描写を愛していたのです。私が父のことを考える時、実はあなたが父を思い出させるのです。ボブは優しくて思いやりがあり、紳士的で愉快で、そして賢い。そばいるだけで素晴らしい。こうしたことはすべて描写です。あなたはそうではありませんか? あなたはこの描写ではありませんか?

ボブ:ご期待には沿えないかもしれません。(一同笑い)

ジュリア:それがわかった時、私は物語、描写を愛していたのだとわかりました。それが私の愛していたものなのです。私は父が私の手を取るやり方、触れ方が好きでした。それは形です。でも、彼の体が死んで、生気がなくなると、もはや触れることは楽しいことではありませんでした。死体に触れること、触れることをの喜び。(笑い)

私たちが実際に愛しているのは、それが何であれ、それに生気を与えているものです。今となっては、それは思考ですが、そこで起こっていたのは、物語、描写を愛していたということです。物語を愛していたというのは少しうんざりです。

ボブ:物語はどれも対象物です。あなたが認識するあらゆるものは対象物です。あらゆる思考、あらゆるものが対象物です。主体とともに留まってください。私が分離と言うような、物語を付け加えると、その物語が私たちを重くしてしまいます。

あなたが物語を落として物語から離れると、あなたは純粋な存在意識として残されます。そうしてあなたは軽くなります。そこにあなたのエンライトメントがあります。重しを降ろしてください。