2023/03/03

誰も束縛されてはいません

2023.2.19ミーティング 1:22:29から

ギルバート:初めてここに来た時、たしか2000年だったと思いますが、その時はたくさんの人がミーティング来ていて、たくさんの人が苦悩していました。彼らも私も苦悩を抱えてここにいました。彼らは出口を探して様々なことで苦悩していました。

どこで、いつ探求が始まったのでしょうか? 探求は実際には一度も始まっていません。それは想像上の物語にすぎません。そしてここにいる私たちは皆、何かを手に入れることを期待してここにいるのかもしれません。それが探求の形なのですが、メッセージは、あなたはもともとそれなのだということです。

つまり、探求は想像上のキャラクター、「私」にまつわるフィクションなのです。それが「私」「自分」という衣装を着ているのです。物語が自身を生み出し続けているのですが、それは単なる顕現にすぎません。そこには出口はありません。なぜなら、あなたは束縛されてはいないからです。誰も解放される人はいません。束縛されてはいないのです。
それは空(から)のブロックのようなものです。私たちは常に複雑なものや問題を積み上げています。

ジェーン:それは自然なことです。

ギルバート:(ジェーンに向かって)特にあなた。(笑い)そして、取り壊し屋(ボブを指して)に会う。

参加者:しばしば人々は出口を探しているように見えます。あたかも何かがあなたをそこから出してくれるかのように思っているのですが、実際には何もそこから出ません。誰もそこから出ません。それは鳥かごの中の鳥の話に似ています。鳥はかごの中にいて、戸が開いているのを見て外に出ることを考え、最後には外に出てまた戻り、そしてまた外に出て戻る。最後には部屋の中を飛び回り、もうかごの中へは戻らない。そして、かごなどなかったことに気づくのです。

ギルバート:ええっと、何て言ったか、確か、ストックホルム症候群。拘束された人が拘束した人とずっと一緒にいると、その人に好意を持ち始める。私たち皆がそうなります。それはしばしばそこから出るだけのことです。あなたが理解して距離を置いて見ると、それはたわ言だとわかります。私は何をしているのだろうと思うのですが、あなたがやっているのではありません。