For example, months after Bob went home, I asked him how many had fully grasped his message and was stunned when he replied, “A few.” I said, “You mean a few, as in five or ten, over nearly thirty years of teaching?” He said that plenty of people had gotten some benefits from his message, but only a few had grasped it fully. Only a few had gone “beyond the need for further help,” as Nisargadatta puts it. He added quite happily that the number was increasing because of his recent ・・・
確かにボブは、この本の中で、どれぐらいの人が彼の教えを完全に理解するのかというブラハの質問に答えて、”A few."と答えています。解釈はいろいろですが、「少しはいる」程度に受け止めればいいのかなと思います。
重要なのは、ジェームズ・ブラハがボブに会ったのは2004年だということです。当時、おそらくボブの本はまだ一冊(What's wrong with right now unless you think about it.)しか出版されていなかったはずです。それに、インターネットも今のようには普及しておらず、ネット経由の情報はほとんど無かった頃だと思います。
当時、ボブの家に話を聞きに来た人は、ほとんど予備知識無しでやって来たはずです。多くの人は口コミや、ニサルガダッタやラメッシからボブの存在を聞いてやって来た人たちだったと思われます。そのため、当時はボブの教えをすぐに理解するのが難しかったのではないかと思います。でも今は状況が全く違います。本も何冊か出ていますし、ネットを検索すればたくさんのボブ情報が入手できます。ミーティングのライブ中継も見ることができます。
ボブのミーティングへ何年も通い続けている人もいます。30年以上通っている人もいます。でも、彼らはボブの教えを理解していないから来るのではなく、ボブの教えが好きだから通っているのだと思います。(参考:ボブのHP推薦文)
私の場合は完全に理解するのに四年かかりましたが、その理由は、「何かが起きるはずだ」という条件付けがあまりにも強かったからです。エンライトメント、覚醒、目覚め、特別な理解なんて無いということを何度聞いても納得できませんでした。
セイラーボブの教えを理解すれば、心理的な苦悩から解放されます。そういう意味では何かが起きるのですが、それはあくまでも理解を通して起きるのであって、エンライトメント、覚醒、目覚め、特別な理解を体験するわけではありません。
セイラーボブが教えているのは、今ここにある意識です。それに気づいていても気づいていなくても、理解していても理解していなくても、ずっと前から、そしてこれからもずっと変わらずにある今ここにある意識です。何かになることや、何かが起きることではありません。
私は今でも毎週日曜日に Facebook 経由でボブのミーティングを見ていますが、参加者のほとんどが、ボブの教えを正確に理解していると思います。そんなに難しい教えではありません。ポイントは、教えに対して確信が持てるかどうかです。
確信が持てなければ、機が熟していないだけのことです。確信があっても無くても何の違いもありません。
セイラーボブの教えを理解するための材料はこのブログ内に十分な量があります。 確信、理解、実感をあちこち探し回らないで、「汝それなり」をしっかり受け止めて、機が熟すのを待つだけです。
当ブログを一通り読んでいただければ、セイラーボブの教えは理解できると思っていますが、一通り読んでも理解できないという方で、私に質問したいという方は、「連絡フォーム」から質問してください。このブログに書いたこと以上のことはお答えできないかもしれませんが、何かのお役に立てるかもしれません。
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私は今のところ、今後もセイラーボブ、アドヴァイタ、非二元を中心としてこのブログを書いていくつもりです。今までのように硬い内容のものばかりではなく、もう少しくだけたものや個人的なことも書いていきます。