佐々木閑 仏教講義 8「阿含経の教え 4,その55」(「仏教哲学の世界観」第11シリーズ)
無明とは、「世の中の正しいあり方を間違って見せてしまう心の働き。そしてその間違いの原因、無明の大元は自我です。自我というものを中心に、ありもしない自我を中心に、ありもしない世界観を組み立てて、ありもしない事柄に対して間違った判断を下す。これが無明の本質なんですね」と佐々木先生はこのYouTube(5:14から)の中で語ってみえます。
仏教でいう無明(痴)はセイラーボブの言う無知(ignorance)と同じだと思います。無知ゆえに、ありもしない世界を想像してしまいます。
そして、佐々木先生はこのYouTubeの中で、無明を消したAIは、そのあと何をするだろうかということを語ってみえます。
その答えが、セイラーボブの言葉と重なります。まったくすばらしい。