2023.2.19ミーティング 51:08から
(何かシェアする人はいますか?とカットが聞いたあと)
ギルバート:どうやったら、「私」が(あなたの)トークを生き延びることができるでしょうか?(一同笑う)どうやったら生き延びることが可能か?
ボブ:私はそれを試みて見つけなくてはいけません。
ギルバート:そのとおりです。何年にもわたるあなたのトークで際立っている点、たとえば、たびたびここで持ち出されるのは、マインドを見つめて、それがどうように働くのを見なさいということです。あなたは何時間も話すことができるのですが、その結果は平易な言葉のとてもシンプルなポインターです。このマインドの働きと「私」という信念、それにまつわることを見抜くことが鍵なのです。
でも、私たちは物語を好みます。そこで物語を一つ語ると、ずっと昔、私はある企業の株を買いました。それは「私」と呼ばれています。そして私は何年にもわたってこの企業にどんどんと資金や物事を注ぎ続けました。そしてそれは私に多くのトラブルをもたらしました。そこからあまり利益は得られず、ちょっとだけ幸せでしたが、多くの心理的な苦しみがありました。
そして、私はその男に会いました。その男は、「その『私』に実体があって独立したものかどうかを調べてみたらどうか?」と言いました。でも、やりたくなかったのでやりませんでした。でも、予想もしない時に自然にそれは起こったのです。意識に質問がやってきて、私は実際に「私」の物語やすべては偽物の企業だとわかったのです。
そしてまた、あなたが言う別のポインターは、「何かが偽物だと知ったなら、それを信じることは二度とできない、信じたくても信じることができない」です。それはあたかも子供がサンタクロースは実在ではないとわかるようなもので、もう二度とサンタを信じることはできません。
子供はサンタが架空のキャラクターだと知ったからといって、それを回りの人に、サンタクロースはいない、と言って触れてまわることはしません。そこには知性があって、幼い子供がファンタジーに耽るのを許すのです。でも、私たちは今や大人で、心理的な苦悩は不要です。これは何年も前にボブから聞いた言葉です。それはとても適切で、心理的苦悩は不要です。
心理的苦悩は不要なので、なぜこの心理的苦悩が続いているのかを調べるのです。それは蜃気楼の中の水のようなものであり、そこには何もありません。あなたのトークにたくさんのポインターがあって、(苦悩を)大幅に減らしています。あたかもそういった会社がやってきて、大きな鉄球ですべてを破壊しているようなものです。そして余分なものを取り除くのです。
マインドの本質は澄んでいて空(くう)です。あなたが言うように、言葉や思考のない意識(アウエアネス)、非観念の意識(アウエアネス)、マインドの本質は澄んでいて空です。マインドに何が現れようと、それはその空の中に現れているのです。そしてそれ(アウエアネス)は変化することはありません。
人々は、これはとても澄んでいるとか、これはそうではないとか言いますが、清浄さは宇宙の性質のようなもので、行ったり来たりはしません。やって来て去っていくのは、分離した自己という信念です。うわべ上では程度の違いがあって、ある時あなたはとてもひどい日があって、別の日にはよく見えます。
でも、空(そら)を見上げると、何も空には貼り付いていない。雲が多い日もあれば、無い日もある。60年代にいい歌があった。「雨が止んだ今、視界は良好さ」(この歌は、「I can see clearly now」)。私たちの文化の中にも私たちの言語でいくつもポインターがあります。そして、シェイクスピアもまたすばらしい。それが私が感じていることです。
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ここからジェーンが、関連した歌として、「On a Clear Day」を歌いました。
すてきな歌詞なので、リンクさせていただきました。