推論する力が発達し始めると、分離の感覚が起きました。「私」という思考がやってくると同時に、その反対もやってきました。私ではないもの、すなわち私以外です。それを信じることによって、「私」とは分離した別の存在を信じるようになりました。
その最初の分離感は二歳か二歳半の頃にやってきます。その時以降、「私」が完璧で完全でより強いものになるようにと、「外側」を探し、収集し、蓄え、付け足していくことが条件づけとなりました。「私」と「私以外」があると、分離感があり、不安で傷つきやすくなるからです。その条件づけにより、外側を探し、収集し、蓄積し獲得し、完璧で完全となるまで続けます。
そして、覚醒や悟りといった、霊的なものさえ作りだし、最初から分離などないということ理解しません。それは、こういった場所に出会うか、振り返って、今まで一度も疑問に思ったことがないことを調べて見るようにという何かを耳にするか手にするまで続きます。