2022/10/22

エンライトメントする一番速い方法は何ですか?

2022年9月18日ミーティング


40:59から。太字はボブ。細字はカット。

時間を調べてみると、時間もまた心理的な観念であるとわかるでしょう。もし過去のことを考えなかったら、過去は存在しますか? 思考なしで、過去や未来があると言うことができますか? できません。でもあなたは私に、「私は過去に存在した」と言うでしょう。では私はあなたに、「昨日を生きてください」と言います。遡って、先週、去年、あるいは一瞬前を生きてください。思考なくしては、一瞬前でさえ生きることはできません。

未来も同じです。(思考なしでは)未来を期待することも考えることもできません。あるのはこの今だけです。この直接の自然に起こる生命の本質、常に新鮮で新しいもの。それが、私たちが調べてみる必要のあるものであり、自分でやらなくてはいけません。もし疑問や質問があれば(聞いてください)、あなたたちの何人かは、しばらくはここに通っているので、このことを既に知っているので、躊躇しないでください。私が使う言葉よりも理解しやすいかもしれません。

質問がある人もいるでしょう。そして、「私がこんな質問をしたら他の人はどう思うだろう」と恐れているかもしれません。他の人を恐れて、質問を避けているかもしれません。その束縛を見てください。それは必要のないものです。

もしあなたが究極のもので、すべてが究極のものであるなら、あなたは、誰もあなたより優れてはいないと知っています。誰もあなたより劣ってもいません。あなたはそれです。それなら、何を恐れる必要があるでしょうか? ではとにかく、始めましょう。

オンラインで30人が参加しています。シンガポールのサンティから、いくつかの質問が届いています。彼女は尋ねています。まず最初に、
「エンライトメントする一番速い方法は何ですか? 私たちには時間が残されていません」
エンライトメントの一番速い方法を答えてもらえますか?

「汝それなり」(You are That.)

(一同笑う)
もともとそうだということを認識してください。私は普段、質問の助けになるようにこう尋ねます。「あなたにとって、エンライトメントとは何ですか?」。というのも、エンライトメントは、ある種の超越的な状態であり、絶え間のないエクスタシー、オルガスムであると考えている人がいるからです。でも、それは全く不可能です。なぜなら、脳にはセロトニンショック防止システムがあって、それが気を失くさせるからです。

それは私が言ったほど速い(方法)ではないね。(笑い)

ええ、そうですね。そのとおり。私たちがここで指摘しているのは、自然な状態を認識するということです。それをエンライトメントと呼ぶ人がいますが、私たちはそれを自然な状態と呼んでいます。それは、おしゃべりや、何かになろう、どこかへ行こうという衝動の根底にもともと存在しているものです。

ある人にとってエンライトメントは、すべてが意識、認識の光にあふれ、知らないことを知るということです。知らないことは何かと知るということも認識するということです。また、他の人にとってのエンライトメントは、軽快さです。人生を航海のように軽快に生きること。まるで動物や鳥が歌い、雨を避け、流れとともに自然に生きているように。そしてそれが、脳による物語という妨害がなければ、どれほどすでに起こっているかを見てください。これが最初の質問。エンライトメントする一番速い方法。エンライトメントはもともとここにある、もしくは、あなたはもともとそれです。

二番目の質問。
「存在(presence)は、それを達成するために最も重要なことですか、それともマインドの状態が重要ですか?」
達成するためには、存在かマインドの状態かということですが、まず第一に、あなたは、もともと存在するものを達成することはできません。あなたは、何がそれを不鮮明にしているかを見ることができるだけです。そしてそれはマインドです。

つまり、存在はもうすでにここにあり、あなたはもう存在しています。それを理解するためには、マインドがあなたに、「私は存在していない。私は存在にならなくてはいけない」と言っているのを知ることです。それは真実ではありません。あなたは存在していないと信じていても、あなたは存在しています。

存在(present)という言葉を調べてください。それは、preーsence(感覚ー以前)です。感覚がやってくる前にこう言ってみてください。「この自然な瞬間の状態に何が問題なのか。以上」。

三番目の質問。
「中道(middle ground)の状態に到達するためにはどうやったらいいのですか?」。
これも同じですが、誰がどこへ行くのですか? サンティ、あなたは質問に対する答えをハートで聞くといいと思います。というのも、ボブの言うことは、誰しもがもともと持っている最も深い内側の知恵と共鳴するからです。誰しも、言語が作り上げたマインドの物語なしで赤ちゃんとして生まれます。そのため、最も深いレベルでは、私たちはもともと存在の明確さを知っているのです。私たちがそれを達成する必要はないのです。

「どうやってその状態に到達するのか?」。それは状態ではなく、ボブが言うように、感覚ー以前(pre-sence)にあるものです。マインドがそれに解釈を上塗りする前に、それはもうすでにそこにあるのです。それが、いわゆる中道です。

六つの質問があるのですが、四番目の質問です。
「忙しい人が日常的に行う儀式や方法はたくさんあるのですが、解放をもたらす簡単な演習は何ですか?」
サンティ、こうした質問を尋ねてくれたことに感謝します。たくさんの人たちもこの質問を共有していて、答えを望んでいます。簡単な演習は?

フルストップ! ピリオド!
そこ(マインド)へ行かないで。

ええ、マインドへ行かないで。誰が見ているのか調べてください。「儀式」? いいえ、儀式は必要ありません。儀式や演習は、そこに何かを達成する誰かがいることを前提としています。もしそこに誰もいないのなら、もともとそれはそれです。

そのため、あなたは自然の中に時間(が存在しないということ)を調べてみる必要があります。時間は何かを達成するためにあります。

ええ、未来です。もちろん。そしてまた、演習するということは、「あなたはそれではない。そしてたぶん未来に(それに)なるだろう」ということを意味します。未来は観念であり、想像したものです。体験しているのは今だけです。

五番目の質問。
「顕現について。顕現のマスター(支配者)になるためにはどうしたらいいでしょうか? どうぞ教えてください」
顕現のマスターになるためにはどうしたらいいですか?(笑い)

もし顕現が存在しないなら、誰がそのマスターになれると言うのですか? すべては空間の内容物として現れています。

質問はちょっと違っていて、「人間は不完全で価値がないと感じているので、それに何かを付け加えたい。私は人間であり、不足しているため、もっとお金や関係性が必要で、達成することや人々に認めてもらうことや賞賛が欲しい。そのため、私はそれを顕現として出現させる。それを外の世界に創造したい」ということだと思うのですが、生命の本質としてのあなたは、もともと源として完全なものであり、そこからすべてが現れています。

人間として、あなたは何かを変える必要があると思っている。というのは、あなたは完全だとわかっていないから。でも、あなたが人間として存在するという信念にリラックスして入っていくと、それ以外に何か違いをもたらす必要は何もないということがわかると思います。つまり、生として、あなたは顕現のマスターであり、何かを変える必要はないのです。

髪の毛、この禿げ頭は完璧です(ボブの頭をなでる)。(笑い)
参加者:注意して、(聞き取れず)
ええ、昨日facebookにすてきな小さなかつらとまつげをつけて投稿したの。

六番目の質問。
「グルは必要ですか? 会った時に、それがその人だとどうしてわかるのですか? また、どうやって探すのですか?」
グルは必要ですか?

グルとは、私たちの内側にある本質のことです。内在する知性は少し先を感知して、あなたを存在の中へと導き、それがあなたを生きています。あなたが開放的であれば、それはあなたが行くべき場所へ連れていくでしょう。もし私たちが、自分自身をいわゆるスピリチュアルな太陽光から遮断するなら、苦しむことになります。本当のあなたである内在する本質は、その完全さ、開放性とともに、そこにあります。

そして、あなたがもし何らかの理由で、もっと早く学ぶように条件付けられているか、あるいは、あなたがすでに知っていることを教えてくれる何らかの手段が人生において必要なら、それが共鳴して、生がそういう状況をもたらしてくれます。それはあなたが完全に信頼できるもののはずです。