先日、高木悠鼓さんのブログ、シンプル道の日々(2022年6月30日)を読んだところ、「時間の終わりまで」という本を読んだ感想が書かれていました。
内容は高木さんのブログで読んでいただきたいのですが、そのブログを読む限り、書かれていることは非二元で言われていることそのものであり、物理学者がそんなことを書いているならぜひ読まなくてはいけないと思い、図書館で借りて読んでみました。
時間の終りまで ブライアン・グリーン
ところが、まったく読み進めることができませんでした。二章の途中で投げ出した。全く理解できないばかりか、読むこと自体が拷問のような文体に感じた。私は賢い方ではないが、馬鹿というわけでもなく、まあまあ普通の理解力はあると思ってたが、かなり馬鹿なのかもしれないと思った。
私にできることは、高木悠鼓さんのブログを通して、だいたいこういうことが書いてあるのだなと推測することだけ。くやしい。
すごい物理学講義 カルロ・ロヴェッリ
以前、丸善で「時間は存在しない」という本を立ち読みした。興味ある題だったので買おうか迷ったが、立ち読みした範囲では、難しくて歯が立たない感じだったのでやめた。地元の図書館には置いてない。そこで同じ著者が書いた、もっとやさしい本はないかと図書館で探したところ、この本があった。この本の目次にも、「時間は存在しない」という箇所がある。
読んでみると、この本の文章そのものは読みやすく、読むことは可能でした。でも、内容がよく理解できない。なんとなく理解できるが、半分まで読んだところで挫折。時間は存在しないというところまでたどりつけなかった。いまや科学は量子力学を超えて、量子重力理論の時代で、それによれば、世界は共変的量子場というたった一つの素材からできているという。
この二冊を手に取って思ったのは、物理学では非二元の教え(時間は存在しない・私はいない・世界は幻想である)を裏付ける一歩手前まで来ているのではないかということ。でも、その説明を理解できないというのが悲しい。そのうち誰かがYouTubeでやさしく説明してくれるのではないかと期待しています。
でも、セイラーボブの説明で納得しているんだから、科学の裏付けがなくても、まあ、いいか。