ボブ:自分の体を見てください。たくさんの異なる部分に気づくはずです。でも、「あれは私とは別物だ」とか「これは私とは別物ではない」とは言いません。すべては一つなのです。「手」「指」などとラベルを付ける必要はありません。私たちはそれを「体」と呼び、体全体のことを言っているのです。
質問者:なぜラベルを付ける必要があるのでしょうか? 人に伝えるためでしょうか? というのも単に生きていくだけなら、ラベルは必要ないのに。
ボブ:誰かと話すためにはラベルを使う必要がありますよね?
質問者:例えば「指が痛い」とか。
ボブ:かつて人々は手話で話していました。推論する能力は言葉を使うという、より良い方法へと発達しました。
質問者:世界はラベルでできているのでしょうか? ラベルのない世界はあるのでしょうか?
ボブ:「世界」もまたラベルなのです。