2023/06/13

それはいつもここにあります

ニサルガダッタは、「私は在るという感覚に留まりなさい」と言いました。
思考や言葉の「私は在る」のことを言っているのではありません。存在の感覚のことを言っているのです。自然発生的な存在の感覚に留まると、それから出ることはできないと気づくはずです。
曇りの日に外に出て、空に太陽がないと言いますか? 太陽は自ら輝いています。
でも、あなたには太陽が見えません。十分な光がありません。
あなたは太陽がそこにないと言ってまわることはしません。もし真っ暗だったら、空に雲があることもわからないでしょう。
太陽が見えなくても、あなたはそこに太陽があると知っています。
自然発生的な実在も同じです。それはいつもここにあります。
                                    セイラーボブ