2023/05/03

すべては束の間のものです

2023.4.30ミーティング 33:00から

カット:(携帯を見ながら)マンジュからです。「ハーイ、ボブ。私は依然として自分が人であるかのように感じています。どうやって完全にそれを無くして、本当の私を確立したらいいのでしょうか。依然として人のように感じています」。

マンジュ。誰が人のようだと感じているのですか? それは、人がいるという感覚で、それが意識の中に浮かんでいるのではないですか? それとも、誰かがそれを感じていて、人がいるというラベルを貼っているのですか? そこにあるものが何かをどうやって知ることができるでしょうか? (ボブを見て)何かコメントはありますか?

ボブ:ええ。思考、感覚、感情がやってきますが、それらはどれも同じものの三つの側面なのです。あたかも、自然の中に蒸気、水、氷があるようなものです。太陽が水を蒸発させ、雲となって太陽を覆います。すると、それが冷えて水となり、氷となります。それでもそれは依然として一つのものの三つの側面なのです。

最初は思考なのですが、それが感覚、感じとなり、その感覚に怒り、恐れ、憂鬱、罪悪感といったラベルが貼られます。そしてそれが長く留まると、感情となり、体の中へと入って神経などすべての要素をかき回します。怒りなどが体に入ると大きなダメージを与えることになります。でもそれをそのままにして、変更も修正も訂正もしないで触れないでおけば、それは変化していきます。

それはあたかも生における変化のようなものです。それが今昼間であるなら、何が起きるでしょうか。地球は太陽の周りをまわっています。もう少し回転すると、光は終わりとなって、こんどは暗闇がやってきます。地球は暗闇や光については何も知りません。冬、夏、その他のことも同じです。思考がやってきて、これは良いと言います。良いものを失いたくはありません。なぜなら、その反対は悪いだからです。

何かがやってきて、あなたがそれを好みます。すると、あなたはその良い事を手放したくありません。そして、すべてのものは束の間のものであり、自然に絶えず変化しているということを理解しません。私たちは、良い事を手放したくありません。なぜならそれが好きだからです。それでも、それは変化します。手放したくなくて、そこに留めたい時、何をするでしょうか。抵抗します。そこに留めようとします。

しがみついて、それが去っていくのを止めようとします。抵抗は葛藤であるということを理解しません。どんな抵抗も葛藤を生み、それを留めようと戦うことになります。良いと悪いが互いに葛藤しますが、それが一つの棒の両端だということを理解しません。そして、葛藤があなたに恐れ、心配、憂鬱、罪悪感をもたらし、やすらぐことができません。そうやって、抵抗、葛藤、病気が起こります。