コロナが収束したら、歩きたいなと思って読んでみた。結論から言うと、行く気がなくなった。巡礼の路と聞いて、日本で言えば熊野古道とか中山道のような山の中の道を想像したいたが、そうではない。
写真を見る限りでは木々がほとんどない高原のような道か舗装された道をひたすら歩いていくことになる。これでは立小便にも困るではないか。寒い季節には行きたくないし、夏に行けば毎日暑い日差しの中を歩くことになる。日本の旧街道を歩くような繊細さがないように思われる。何人かのブログを確認したが、写真で見るかぎりではやっぱりそうだ。
東海自然歩道や日本の山を歩いてきた者としては魅力を感じなかった。
写真を見る限りでは木々がほとんどない高原のような道か舗装された道をひたすら歩いていくことになる。これでは立小便にも困るではないか。寒い季節には行きたくないし、夏に行けば毎日暑い日差しの中を歩くことになる。日本の旧街道を歩くような繊細さがないように思われる。何人かのブログを確認したが、写真で見るかぎりではやっぱりそうだ。
東海自然歩道や日本の山を歩いてきた者としては魅力を感じなかった。
この本に関して言うと、何がどう感動するのかが全く伝わらず、単に町の特徴と宿のリストがあるだけ。ろくな地図も載っていないのにこんな重い本を持って歩くのは嫌。参考:NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会
わかりやすくて共感できる句が解説つきで載っている。とっても良い本です。こんな俳句が詠めるようになりたいもの。
兼好、長明、良寛、道元、ヘッセ、西行の作品と生き方を通して、いかに生きたらよいかを考えさせられます。ただちょっと古典の引用部分は詳しい現代訳がない部分もあり、ハードルが高かったです。この人たちはある意味で世俗的な欲望を捨てて生きた人たち。その生き方はすがすがしい反面、とても厳しい。幸せとはそうした厳しさの中にこそあるものなのかもしれません。世の中が便利で豊かになった反面で人の心や生き方はこうした人々と比べて卑しいものになったきたような気がします。金や若さが人間の価値の尺度のようになってしまった今、どう生きるのが幸せなのかを考えさせられました。
これは短編集。表題作のたそがれ清兵衛はじめ、この短編に出てくる主人公たちは、うだつの上がらない下級武士たち。その誰もがのっぴきならない事情で藩の権力抗争へと巻き込まれていく。そして、うだつのあがらない表向きとは裏腹にめっぽう腕がたつ。
たそがれ清兵衛はたしかにおもしろかった。でもあとは似たようなパターンでそれほどおもしろいと思わなかった。まだ藤沢周平の初心者なので、もう少し読まないと評価できない。
たそがれ清兵衛はたしかにおもしろかった。でもあとは似たようなパターンでそれほどおもしろいと思わなかった。まだ藤沢周平の初心者なので、もう少し読まないと評価できない。
十作品からなる短編集。
この短編に出てくる人たちは江戸の街に住む普通の庶民。その誰もが、そうとしか生きられないような境遇の中で逃げることもできずに必死に生きている。そうした人たちが抱える切なさ、悲しさ、愛情のようなものを描く。
「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」を読んでも、それほどすばらしいとは思わなかったけど、これはすばらしかった。どれとは書きませんが、そのいくつかで泣きました。
どうやら藤沢周平に咬まれたようです。毒が全身にまわるのかどうかはまだわかりません。