2019/11/30

セイラーボブ以外の非二元の師たちについて

このブログを始めて一年が経ちました。
セイラーボブの説明がひと段落したら、他の非二元の人たちのことも書いていこうと思っていました。セイラー・ボブ・アダムソンの教え(詳しく)⑳

毎月、名古屋の丸善に行って非二元関連の本を立ち読みしたり、ネットであちこち読んだりしてきました。
でも、他の非二元の人について、このブログで書くのはちょっと無理だと思うようになりました。

「私は実在ではない」という根本的な部分は共通しているのですが、その説き方が人によって様々で、とても同じことを言っているとは思えないものが多くあります。

覚醒やエンライトメントがあるかのように語る人もあれば、過去生や来世について語る人もいます。瞑想が必須だと言う人もいれば、順序だったメソードを説く人もいます。
一瞥体験が起こるようになり、シフトが起きると言う人もいます。

私はセイラーボブの教えていることは真理であると思っています。そしてまたそれが揺らぐことはもうないと思っています。もう何かを探す必要もありません。それなら、他の人の本にあれこれ手を伸ばす必要もないのでは思うようになりました。

もし例えば私が、トニー・パーソンズの教えについてこのブログで書こうと思うなら、彼の言うことを正確に理解していないといけません。
そのためには、和訳された彼の本を何冊か読めばいいというわけにはいかないと思います。

翻訳された本は、どんなに腕の良い翻訳家が訳しても、翻訳家のバイアスがかかります。正しく理解するためには、トニー・パーソンズの母語である英語で直接読む必要があります。
そのうえで、イギリスまでトニー・パーソンズに会いに行って、直接会って教えてもらう必要があります。それも、一、二度観光旅行程度に行くのではなく、ちゃんと理解するまで教えを乞う必要があります。
そこまでしないと、彼が何を言っているのかを正確に理解することはできないと思います。

そうした作業を、セイラーボブ以外の非二元の人一人一人にやっていくのは経済的にも時間的にも容易なことではありません。
また、英語が母語ではない私にはそれほど簡単な事でもありません。
そこまでやる必要があるのかと考えると、その必要はないと思うようになりました。

私はセイラーボブに直接会って、半年近く滞在し、セイラーボブ本人から直接教えてもらったので、セイラーボブの教える非二元はよく理解しているつもりですし、それなりの自信もあります。
でも、セイラーボブ以外の非二元のことはよく知りません。

セイラーボブと同じ系列のニサルガダッタ・マハラジやラメッシ・バルセカールの本でさえ、何を言っているのかよく理解できないところがあります。とても同じことを説いているようには思えない部分もあります。

例えば、鈴木大拙を学んで禅を理解したとしても、それで禅や禅宗すべてに精通できるかというと、そんなことはないと思います。すべての禅宗を学ぶことは簡単ではないし、学者でもなければそんなことをする意味はないと思います。

私が、いろいろな非二元の人について書いていきたいと思ったのは、ギルバート・シュルツが運営するサイト the urban guru's cafe のようなサイトにできたらいいなと思ったからです。

ギルバートは非二元に造詣が深く、幅広い知識を持っています。その知識を背景にして、彼が自分で直接インタビューしたもの(ラメッシュ・バルセカール)や、アルティという女性と組んで、彼女をインタビュアーにして直接インタビューしたものを多く掲載しています。

あのサイトは、ただ単に本を読んで作ったサイトではなく、ギルバートが直接自分で体験して作ったものが大半です。私が同じことをしようとしてもできません。

私が他の非二元の人について書くとなると、アマゾンのカスタマーレビューにあるような、当たり障りのない感想程度のものになってしまいます。それでは読んでいただくみなさんに失礼になるし、掲載する意味もないだろうと思います。

他の非二元の師たちから詳しく学び、正確に理解している人たちを差し置いて、私があれこれ書くのは尊大で、無責任だろうとも思います。
というわけで、このブログではセイラーボブだけについて書いていきます。

他の非二元の人に興味がないわけではないので、そういう人の本を読むこともあると思います。そして、引用という形で他の非二元の人の言葉を引用することもあるかもしれませんが、あくまでセイラーボブ中心でいきます。

ネット上にあるセイラーボブのYouTubeは、目ぼしいものはほとんどこのブログに掲載したので、これからは長いものをあまり掲載できないかもしれません。

そろそろブログという形をやめて、ホームページ化してもよいかとも思ったのですが、そうすると次第に読まれなくなって、埋もれてしまうだろうと思い、続けることにしました。

ちょっとした短いポインターを中心に掲載していくつもりです。
物足りないかもしれませんが、もしよかったら、今後も時々のぞいてみてやってください。

メルボルン・フリンダース駅

2019/11/23

セイラーボブに会いに行かれる方へ。

2016年に私がメルボルンから帰った後、何人かの日本人の方がセイラーボブの家を訪ねています。そのうち二人の方からはお便りをいただき、ボブの様子を教えていただきました。

もし今後、セイラーボブに会いに行かれる方は、当ブログにセイラーボブの様子を投稿していただけるとありがたいです。
ボブのミーティングは今のところYouTubeで週一回配信されているので、座っている様子は見ることができるのですが、実際にはどれぐらい元気なのかよくわかりません。もしよかったら、そのあたりを知らせてください。

ボブの年齢を考えると、いつまで元気でミーティングが続けられるのかは定かではありません。ボブは組織を持っているわけではなく、その時々で周りにいる人の何人かがボブの世話をしています。ボブの世話をしている人たちはいつも流動的で、配信動画で見る限り、私がミーティングに通っていた頃にいた人は、カタリーナを除くと、ほとんど見かけなくなりました。ギルバートも今はもうメルボルンにはいないと思います。

ミーティングの動画が毎週配信されるようになったのは、昨年の夏からです。それ以前はサビーナが Facebook で不定期に配信していました。動画の配信はカタリーナがボランティアでやっていることなので、これもいつまで続くかは定かではありません。

むやみにおすすめするわけではありませんが、英語がある程度できる人は一度メルボルンに行ってセイラーボブに会うのも良い経験になると思います。

セイラーボブの英語は確かに聞き取りづらいのですが、たいていは私がブログに書いたようなことや、「ただそれだけ」に書いてあるようなことを、そのまま話すので、何を言っているかはわかると思います。

メルボルンは本当にいいところです。
11月の終わり頃にはジャカランダの花が咲き始め、夏が始まります。気候はとても爽やかで夏といっても最高気温は25度~26度ぐらいまでで、とてもすごしやすい。

クリスマスから翌年1月末の全豪オープンテニスまでは、様々なイベントがあり、多くの観光客で賑わいます。

私は、2014年11月~2015年3月、2016年1月、2017年1月と、三夏続けてメルボルンを訪れました。2017年もボブに会って、全豪オープンを見て、そのあとタスマニアをレンタカーで回るという計画を立てて、何か月も前に航空券と宿を手配しました。

直前になって、全豪オープンの組み合わせが発表になると、セイラーボブのミーティングには2回しか出られないとわかり、あれこれ考えているうちに、観光と抱きあわせでボブを訪れるのは失礼だと思うようになり、結局ボブはやめてテニスとタスマニアを優先させたという、何ともふとどきな訪問になりました。

結果的にはそれで良かったと思っています。2017年にボブにまた会ったとしても、その時点では何か新しい理解ができたとは思えませんし、タスマニアはすばらしいところでした。

でも、これから行かれる方は、観光と抱き合わせでも一回だけの参加でも構わないと思います。メルボルンに行って観光しないのももったいない。遠方から、一目ボブに会うためにやって来たと言って、一回だけミーティングに参加する人もけっこういました。

何かの統計で、世界で一番住みやすい町としてメルボルンの名前があがっていました。
私はもうメルボルンを訪れることはないと思いますが、時々メルボルンのことを思い出して、またいつか行けたら思っています。

ジャカランダ 2014年 メルボルン

2019/11/16

マインドでどこまでの理解が可能でしょうか?

セイラーボブは、「マインドを使って、自分がマインドでも体でもないということを調べてみてください」と言う一方で、「答えはマインドの中にはありません」と言う時もあります。

何がマインドで理解できて、何がマインドでは理解できないのでしょうか?

「自分はマインドでも体でもない」ということはマインドで理解が可能だと思います。セイラーボブも、自分で調べてみなさいと言うぐらいですから、それはマインドで理解することができます。
私も、自分で調べることによって、私が私だと思っている「私」は記憶の集積にすぎないということを理解しました。体も勝手に自分のものだと思い込んでいるだけで、それは自然の一部だということを理解しました。

「万物は一つのものである」ということはどうでしょうか?
これもマインドで理解が可能だと思います。
亜粒子の話、マインドが勝手に作り上げた主体と客体が分離を生んでいるにすぎないということを理解すれば、すべては一つのものだということが理解できます。

では、「すべての物はアウエアネス、知性エネルギーがヴァイブレーションとなって、姿形となって現れている」ということはどうでしょうか?
また、「アウエアネス、知性エネルギー、認識する空の存在」はどうでしょうか?

ここから先はマインドでは理解できないと思います。
セイラーボブは、アウエアネスをマインドで理解することはできないと言っています。
アウエアネス、知性エネルギー、認識する空は、マインドの外にあるからです。鏡に映る像は見ることができても、鏡そのものを見ることはできません。

じゃあ、どうやってセイラーボブの言っていることが本当だと理解すればいいのか?
ジレンマが生まれます。
多くの人が、ここで迷ってしまいます。

アウエアネス、知性エネルギー、認識する空を理解することはできません。
でも、感じることはできると思います。

「アウエアネスとは何ですか?」とセイラーボブに質問すると、
"Are you not aware?"(気づいていないのか?)と始まって、「今、外を走るトラムの音が聞こえなかったのか?」と聞いてきます。

セイラーボブの家は、トラムの2系統の路線の交差点にあるので、家の前をしょっちゅうトラムが走っています。
必ず、良いタイミングでトラムがチリンチリンと鳴らして走っていきます。

五感、つまり意識はアウエアネスの現われだと言うのです。
もっとわかりやすく言うと、意識がアウエアネスです。

見ること、聞くこと、触れること、嗅ぐこと、味わうこと、これらはアウエアネスの現われだと言います。
五感を通じて、アウエアネスを感じることができます。

私たちは、意識が何であるかを知りません。
学者たちも、それがいつからあるのか、何なのかを必死で調べていますが、解明できていません。
それを理解することはできなくても、そこに在って、感じることはできます。
それで十分ではないでしょうか?
マインドはすべてを理解できないと気が済みません。

でも、理解する必要なんかないのではないでしょうか?
私が一番アウエアネスを感じるのは、見ることです。
セイラーボブの言葉で言うなら、「見る働き」です。

それは、何か美しい景色を見た時とか、何か特別なものを見た時ではなく、一人で部屋の中にいて、何気なく部屋の中を見渡したりする時に感じることがあります。
すべての物が鮮明に見えて、そこにアウエアネスが広がっているのを感じる時があります。

私が何の概念も与えず、ただただ景色が広がっているだけの時があります。
何の説明も解釈も要りません。それで十分ではないでしょうか。

セイラーボブの教えをとことん理詰めで理解しようとしても不可能です。
一休みして、コーヒーでも飲みながら、目の前に広がるものを眺めたり、耳を澄ましてみたりしてみたらどうでしょうか?

メルボルン クラシックトラム

2019/11/09

行ってきました。どこへ?

11月2日(土)、朝5時25分多治見駅始発の電車に乗りました。
まだ日が昇ってないのに、ホームにはチラホラと人が。
空港線に乗り換える金山駅に着くころには、スーツケースを持った人でいっぱいに。


中部国際空港行きの名鉄ミュースカイに乗り換えたが、満席。


空港に着くころにやっと夜が明けた。


空港で友人と合流。三連休の初日。早朝だというのに空港には大勢の人。


さあ、出発。さくらジンベエ。メスのジンベイザメがペイントされた飛行機です。


与論島上空通過。


青い海がきれいです。


着いたのは、那覇空港。暑い!気温28度。ここはまだ夏です。
さっそくTシャツ一枚に。


リゾートバスに乗車。沖縄本島、中央やや上の、本部(もとぶ)町へ。


走ること約二時間。途中、瀬底島(せそこしま)橋の手前あたりのビーチで、4~5人の人がシュノーケリングしているのが見えた。


ホテル到着。




荷物を置いて、出動。ホテル前のビーチでは水遊びしている家族づれがいた。
おだやかな海です。


ホテルのすぐ隣が沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館。


ナマコやヒトデに触れるコーナー。触りませんよ。


でっかいイセエビ!


出た!ジンベイザメ!




真っ黒な突然変異のマンタもいます。


戸外のイルカショーの時間になりました。


大ジャンプ!どうやって調教するのでしょうか?


ウミガメは何も芸をしませんが、見ているだけで幸せな気分になる。


館内でお昼に沖縄そばを食べた。そばと言うより薄口ラーメンですね。


ホテルまで帰る道すがら、たくさんのハイビスカスが咲いていた。
南国の花はどれも色鮮やかですね。


水族館で記念にジンベイザメのTシャツを買ってみた。
ジンベイザメというよりオオサンショウウオ?


そして夜になり、


ラグビーW杯決勝戦。エディー・ジョーンズ、勝たせてあげたかったな~!


ホテルのレストランで、晩御飯にアグー豚のステーキ。
これは今回の旅で食べたものの中で一番おいしかった。


翌朝はホテルのバイキング。バイキングと聞くだけで、貧乏人根性丸出しでたくさん食べてしまう私です。もちろん、おかわり、デザートも。


またバスに乗って、那覇市内へ。
途中のドライブインの木。たくさんのセミがやかましい。


首里城へ行ってみました。残念ながら、私たちが行く2日前の10月31日に火災で全焼。
首里城へは行ったことがあるのですが、あの色鮮やかな正殿が全焼してしまったのは残念です。遠くに焼け残った建物の屋根が見えます。


守礼の門。


現場検証中ため、中へは入れません。現地のテレビも新聞もこのニュース一色。
沖縄の人たちの落胆ぶりがわかります。


近くにある石畳の道へ。


道々、ブーゲンビリアが色鮮やかに咲いていました。なんとも切ない色ですね。


首里城から、市街地を一時間ほど歩いて国際通りへ。
燃えるような赤い花。火炎樹とはよく言ったものですね。


食べ物のフェスをやっている場所があり、TEPPEIというお店の牛ハラミ300g食べた。うまい!




国際通りで、宮古島の塩ソフトなんぞというものを食べて歩いていたら雨が降り出したので撤退してホテルへチェックイン。




雨が上がったので、ホテルの近くの有名なステーキハウスへ。


一番人気のテンダーロインステーキを280g。有名なわりに味はイマイチかなあ。


三日目の朝。何の反省もなく、またしてもホテルのバイキングをたらふく食べて満腹。
ゆいレール(モノレール)に乗って空港へ。


空港のさくらラウンジでオリオンビール。うまい!


帰りはオスのジンベイザメのペイント(ジンベイジェット)。


多治見駅に着いて、ウルトラライトダウンジャケットを出して着た。こっちはもう冬。
昨夜も一昨日もエアコンを効かして寝ていたというのに。

今回、沖縄へ二泊三日で行った理由は、JALのマイレージの有効期限が迫っていたので、マイルを使うためです。
私は飛行機に乗ってマイルを貯めるマイラーではなく、買物だけでマイルを貯めています。

2~3年貯めると、2万マイルぐらい貯まります。今までは2万マイル貯まると、友人と香港へ中華料理を食べに行くのが恒例でした。
そして今回も香港に行こうと思ったら、JALが一年ぐらい前にマイル交換の仕組みを曜日変動制に変えたらしく、とても2万マイルでは香港に行けないと判明。どのみち今の香港の現状では行く気にはなれませんけどね。

国内線は今のところ15000マイルあれば曜日に関係なく以前と同じように乗れるので、それじゃあ沖縄に行こうということになりました。
食べ物はおいしいし、面倒な入管手続きもないし、とてもよかったです。
ちなみに、帰ってきて体重を計ったら、2キロ増えていた・・・。
沖縄、また行きたい。

2019/11/02

セイラーボブの言葉

You can never get out of the dream!
As soon as you wake up from the night dream you are here, in this waking dream.
But this is a dream also...

あなたは決して夢から覚めることはできません。
夜の夢から覚めると、今度は起きている夢の中にいます。
でもそれもまた夢なのです。