2023.8.27ミーティング 48:13から
ギルバート:それは、「私」にまつわる悲しい物語です。悲しい悲しい「私」の物語。あたかも、自身のイメージが地面深くの箱に入っているようなものです。誰かがやってきて、「私」をこの箱から出してくれないかと期待しているのです。
それは悲しい物語です。というのも、誰もそれを掘り起こしてはくれないからです。すなわち、自分以外は誰も調査をすることができないからです。それは、「私」ではないのですが、それでも私にかかっています。意識それ自体が調査しなくてはいけないのです。
抑圧(depression)という言葉は、何かが押しつぶされているということを意味します。私は抑圧されているという時、調べてみるのです。誰が抑圧されているのか? 誰が悲しんでいるのか? 誰がその物語にふけっていて、その奇妙な楽しみを得ているのか? 以前誰かが私に、「誰も楽しんでいないのならどうなるのか?」と言いました。
でも、自己を中心とした活動にふけるということは、何らかの見返りを受け取っている何かがいるに違いありません。その見返りを受け取っているものを見つけてみると、それは「私」であり、フィクションなのです。
あなたは、悲しい「私」の物語と一緒に生きたまま箱に入って埋められていますか? 私はあなたに二語の言葉を贈ります。「メモする必要がありますか?」。いいえ。たった二語だけです。
Stop it!