2020/01/18

Self Illumination(ギルバート・シュルツ著)



ギルバート・シュルツが書き下ろした本です。価格がKindle版のもので表示されていますが、ペーパーバックは1,538円。日本のアマゾンで買えます。

私はセイラーボブに会ってからも、彼の使う言葉の、awareness(純粋意識:以下カッコ内は高木悠鼓さんの訳)、presence awareness(存在意識)、wakefulness(目覚めている意識)という意味が、正確には何を言っているのかはっきり理解できていませんでした。

それは、私の意識であることはわかっていました。でも、ではそれは一体どんな意識なのかと聞かれると、返事に困る状態でした。

メルボルンから帰って、毎日ギルバートの facebook を見ていました。するとある日、ギルバートがこういうメッセージを書き込みました。要約すると、
「念のために言っておくが、それは私たちの日常の普通の意識のことだよ」。

そのコメントを読んだ瞬間にセイラーボブが教えていることを完全に理解しました。
セイラーボブがあれほど何度も、「あなたはもうあなたが探し求めているものなのです」と言った意味を完全に理解した瞬間でした。

いろんな意識があるわけではないのです。純粋意識、存在意識、目覚めている意識、全部同じものです。それは一つのもの。それは私たちの日常の普通の意識のことです。

それはエンライトメントや覚醒なんかではなく、もうすでにそこにあるもの。それが「私」であり、そこに世界は現れる。

この本は、アウエアネスが何なのかをわかりやすく教えてくれます。セイラーボブの本は講話を編集したものばかりで、多少わかりづらいところもあるのですが、この本はギルバートの書き下ろしで、非常にわかりやすく書かれています。

内容は全くすばらしい。この本はおそらく非二元の教科書として長く読み継がれる本になるのではないかと思います。

また、人々がエンライトメントと呼んでいるものについても解説しています。
内容は許可を取ってないので翻訳掲載できないのですが、ジョーン・トリフソンさんが、彼女のサイトで、推薦本として書評を書いているので、英語が大丈夫な人は読んでみてください。
https://www.joantollifson.com/recommend.html
このサイトも抜粋転載禁止なので転載できませんが、スクロールすると真ん中より少し手前ぐらいところに、「GILBERT SCHULTZ: Self Aware and Self Illumination 」として出てきます。その書評がまたすばらしい。

ギルバートのもう一冊の本も必読の書です。



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