2025/08/01

そう分けているのは、あくまで概念に過ぎません

質問者: 観察者によって創られる現実というのはどうでしょうか?
もし観察者が何かを探していれば、それは見つかります。
それは思考によって作り出されたものです。
なぜなら観察者、あるいは目撃者は、結局はマインドの一部だからです。

ボブ:観察者というのは虚構です。
観察者とは、「観察している」と信じ込まれている存在です。
そして次のような思考が湧きます――「私はこれを観察している」と。
あなたは主体、つまり観察者を創り出しているのです。
そして、これが何であれ、それを客体として創り出しているのです。
でも実際には、ただの「観察」という働きがあるだけなのです。
そして気づくのです――観察なしには観察者は存在し得ない、と。
そして観察されるものも、観察がなければ存在し得ない、と。
だから、実際に起こっているのは「機能(functioning)」、つまり「観察という働き」そのものなのです。
それは観察者と観察されるものに分かれているわけではありません。
そう分けているのは、あくまで概念に過ぎません。