2020/04/11

U.G.クリシュナムルティ(The Mystique of Enlightenmentより抜粋)①

p.2, Chapter1 U.G.から抜粋

People call me an 'enlightened man' — I detest that term — they can't find any other word to describe the way I am functioning. At the same time, I point out that there is no such thing as enlightenment at all. I say that because all my life I've searched and wanted to be an enlightened man, and I discovered that there is no such thing as enlightenment at all, and so the question whether a particular person is enlightened or not doesn't arise. I don't give a hoot for a sixth-century-BC Buddha, let alone all the other claimants we have in our midst. They are a bunch of exploiters, thriving on the gullibility of the people. There is no power outside of man. Man has created God out of fear. So the problem is fear and not God.

人は私のことを「エンライトした男」と呼ぶが、私はその呼び方が大嫌いだ。彼らは、私が機能するやり方をどう呼んでいいのかわからないのだ。また、ここで私は、エンライトメントなどというものは全くないということを言っておく。というのも、私は生涯にわたりそれを探し、エンライトした人になりたいと思ったが、エンライトメントなどというものは全くないということを知ったからだ。それゆえ、誰かがエンライトしているかどうかという疑問は全く起きない。紀元前6世紀を生きた仏陀に興味はないし、ましてや私たちの知っている自称エンライトしたやつらのことなどどうでもいい。彼らは人々の騙されやすさにつけこんで食いものにしているやつらだ。人間には超越的な力などない。人間は恐怖ゆえに神を創造した。それゆえ、問題は神ではなく、恐怖なのだ。

I discovered for myself and by myself that there is no self to realize — that's the realization I am talking about. It comes as a shattering blow. It hits you like a thunderbolt. You have invested everything in one basket, self-realization, and, in the end, suddenly you discover that there is no self to discover, no self to realize — and you say to yourself "What the hell have I been doing all my life?!" That blasts you.
私は自らのために自分自身で、実現する自己など存在しないと知った。私の言っているのは自己実現のことだ。それは強烈な一撃だ。それは落雷のごとくにあなた打つだろう。あなたは自己実現にすべてをかけてきた。そして最後に突然、発見すべき自己、実現すべき自己などないと知る。そしてこう言うだろう。「私は一生をかけてなんてことをしてきたんだ」。それはあなたを打ちのめす。

次回に続く。

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