2025/09/30

私たちは、はかない命を生きている哀れな人間などではなく、生まれることも死ぬこともない永遠不滅の一つの意識である

本物の非二元の教師たちが説いていることは、私たちは、はかない命を生きている哀れな人間などではなく、生まれることも死ぬこともない永遠不滅の一つの意識であるということです。それを手に入れるために何かをする必要はなく、私たちはもともとそれなのだということを理解すればよいだけです。
                                  あとがき・まとめより                                                                                                                           

2025/09/26

その感覚を「あなた」という実体が引き起こしたのですか?

ボブ:あなたのその苦しみはもう何年もここにはありませんでした。
今ではずっと遠くなっていて、思い出すのも難しいでしょう。
でも当然ながら、それが最初に現れたときはとても生々しく、新鮮でした。
また「自分」という感覚に囚われたくなるでしょう。
だから、そのように見えることに落胆しないでください。
しばらくの間、再び引っかかってしまうように“見える”かもしれません。
でもできるだけ早くそれに気づいて、この瞬間の即時性に戻ってきて下さい。

質問者:もし怒りを感じたら、たとえ「私」から切り離されていても、あなたもまだ怒りを感じることがあると思います。
もしその怒りに基づいて行動してしまったら、それはまだ自分が「私」というものに強く同化しているということですか?

ボブ:もし「私」が実体を持たないと完全に見抜いているなら、それが起こった時あなたは「私」と同化していると言えるでしょうか?
「私」には何の実体も独立した性質もないと完全に見抜いているなら、
それは生そのものが怒りとして現れているということになります。
でも、それをあなたが「引き受けて」自分を責める必要はありません。
それはただ現れた感覚にすぎません。
その感覚を「あなた」という実体が引き起こしたのですか?
もし「あなた」という実体が存在しないなら、「あなた」にそんなことはできるでしょうか?
「あなた」にはできないはずですよ。

2025/09/23

「あなた」が反応しているわけではないのです

質問者: 「私」を探しても見つかりません。ですから、誰かが私を怒らせるようなことを言ったときに怒っているのはエゴにすぎないようです。純粋な知性エネルギーが傷ついているわけではありません。エゴのために私は反応してしまうのでしょう。

ボブ:反応は起きるかもしれません。でも「あなた」が反応しているわけではないのです。怒りは状況によっては非常に役立つものです。時には深刻な状況から抜け出すための手段となることもあります。そのために感情があるのです。

2025/09/19

自然がするのと同じように、そのままにしておいてください

ボブ:いろいろなことが起きます。そして、感覚とか感情とかがかき乱されます。そういうものが何日も何週間もまとわりついて自分を責め続けることになります。
「失敗した」「あんなことするべきじゃなかった」「あんなことが起きるべきじゃなかった」と。
でもそれを自然がするのと同じように、そのままにしておいてください。
自然は動いていきます。地球は太陽の周りを回っていて、夜が来ます。昼と夜はお互いに戦いません。そこには抵抗がありません。

質問者:まさにそれが本質ですね。でも、誰かが本当に苦しんでいて、それにしがみついていて、何度も何度もここに来るような時でも、それでも同じように開かれた状態は常にあるんですね。

ボブ:ええ。彼らが何を言おうとしているかも分かります。私もかつてはそうでした。それがまた、素晴らしいことでもあります。

2025/09/16

できる限り、完全に今この瞬間と向き合うようにしてください。そうすれば、本当に生きていると言えるでしょう


質問者:以前のあなたと比べて、今のあなたはどうですか?

ボブ:何年も前、自分は分離した存在であるという視点から生きて苦しんでいましたが、今ではそれが少しも問題ではなくなりました。それは消え去りました。
もはや「私」に執着したり、しがみついたりはしてはいません。それは消えたのです。焦点は今ここの即時性にあります。それが生きているということ。この瞬間がそれです。
これが唯一の実在です。誰もこの瞬間を二度と生きることはできません。前の瞬間を生きることも、次の瞬間を生きることもできません。それが現実です。
できる限り、完全に今この瞬間と向き合うようにしてください。そうすれば、本当に生きていると言えるでしょう。

2025/09/12

ここには実在するものは何もないということです

質問者:この部屋では、誰でも自分を表現する機会があります。そして、誰もが「それ」なのです。それでもこのマインドは「それ」から何かを作り出ようとします。私もあなたのように忍耐強ければいいのにと思います。

ボブ:ええ、それぞれのパターンはそれぞれ独自の表現です。見た目では同じパターンは二つとありません。しかし、本質的には全く同じものなのです。決して分割されることはありません。

質問者:では、あなたにとって「それ」がどのようなものなのか、実際に何かお話しいただけますか?

ボブ:ここには実在するものは何もないということです。それは絶対に確かです。そして、もしそれが今ここにないのなら、一体いつそこにあったのか、あなたは分かりますか?

2025/09/09

あなたは今も昔も、それだったと気づいてください

ボブ:あなたは今も昔も、それだったと気づいてください。他には何もありません。

質問者:でも、そうすると、私の内側で何かが身悶えして、起き上がってテレビでも見たいとか、何かしたくなるんです。

ボブ:身悶えさせるに任せなさい。逃げ出させなさい。それは消えてしまうのでしょうか?
というのも、もともと存在しないのですから。どうせフィクションなのです。でも、私たちはこの存在を信じるようにあまりにも条件付けされているんです。
多くの人は、そこから抜け出すよりも、そこに留まることを選びます。たとえ抜け出す方法があると聞いても。
崖っぷちにぶら下がっている男のように、知らない何かに飛び込むよりも、何かにしがみついているほうがいいと思うのです。

2025/09/05

何かがうまくいかなくなる前にはかならず思考があると気づいてください

あるのは今だけだということを気づいてください!
どれだけ多くのことがマインドなしで起っているのか気づいてください。
あらゆる物事は「私」なしで努力なしに起こっていることに気づいてください。
何かがうまくいかなくなる前にはかならず思考があると気づいてください。
                                    セイラーボブ

2025/09/02

何かをできる実体はそこには存在しないということを、あなたは絶対に明確に理解しなければなりません

ボブ:あなたの心臓を鼓動させ、あらゆることを行っているのは、まさにその生命のエッセンスです。あなたはその生(life)そのものなのです。

質問者:では、そのアウエアネス(意識)、その生命のエッセンスを感じることは、何か助けになるのでしょうか? 「私は在る」と認めること。それは助けになるのでしょうか?

ボブ:そのアウエアネスにとって、「私は在る」と認めることが必要でしょうか? それをしているのは何か実体あるものではないということを認識してください。「私は在る」と認めてしまうと、「あなた」という存在がまたそれをしていると思うでしょう。何かをできる実体はそこには存在しないということを、あなたは絶対に明確に理解しなければなりません。

質問者:しかし、そのアウエアネス、あるいは生命エネルギー、それが実在であると認識しています。それが私なのです。

ボブ:あなたがそれであることを認識してください。その事実から出発し、それに留まってください。それは常に、その生(life)そのものでした。